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安心・安全への取組み
>たまごのQ&A
殻を割ってみたら、「何だかちょっといつもと違う・・・・・」
そんな時、「食べられるの?食べられないの?」と不安になりますね。
ここでは、良く尋ねられる疑問にお答えしご紹介します。
賞味期限、保存方法について
Q たまごの賞味期限はどれくらいですか?
Q たまごは冷凍できますか?
Q たまごを保存する時、何故尖った方を下にするのですか?
Q たまごを買った時「無洗」と表示してありましたが、たまごは洗浄しなくても
食品衛生上問題ないのでしょうか?
Q 家庭では、たまごを洗わないほうが良いのですか?
Q たまごの保存方法で冷蔵庫よりも常温のほうが長持ちすると聞きましたが
どちらでしょうか?
たまごの中身、殻について
Q 賞味期限内のたまごを割ってみたら血が混ざっていました。
品質に問題はないでしょうか?
Q たまごの黄身が2個入っていることがありますが「突然変異なので良くない」と
聞き破棄しました。食べても大丈夫でしょうか?
Q 茹でたまごを作る時に、膨らんでいる側に画鋲や安全ピンで穴を開けてから茹で
ると殻にヒビが入らず剥き易いと聞きましたが本当ですか?
Q 茹でたまごにしたい時、新しいたまごより古いたまごの方が剥き易いと
聞きましたが何故ですか?
Q 白身が濁っているたまごは何ですか?
Q たまごの黄身は何故黄色いのですか?
Q 夏場にたまごを割った時、いつもより水っぽかったので業者に聞いたところ
夏場は、鶏が水を良く飲むからだということでした、そうでしょうか?
Q たまごの黄身の横についている白い塊は、何ですか?
栄養、成分について
Q 黄身の色の濃い方が、栄養価は高いのですか?
私たちのたまごの賞味期限は、採卵日を入れて15日です。
「鮮度が見えるたまご」として、いつ産まれたのかはっきりと分かるように「採卵日」を表示しております。
賞味期限は、生で食べる事を前提に設定されています。茹でたまごでお召し上がりになる場合は、お早めにお召し上がり下さい。万が一、保存する場合は冷蔵庫に入れて24時間以内にお召し上がり下さい。
殻付きでなければ冷凍可能ですが、たまごは細菌が繁殖し易いため、家庭での冷凍はおやめ下さい。
血が混ざったたまごは、鶏に何らかのストレス(大きな音など鶏が驚くようなこと)が一時的に加わった場合に卵巣や輸卵管の毛細血管が破れ、そこから流れ出たごく少量の血液が卵黄膜に付着してできるものです。
召し上がっていただいても特に害はございませんが、気持ちの良いものではありませんので、そのまま処分するか、血液を取り除いてから加熱調理をしてお召し上がり下さい。
1つのたまごの中に卵黄が2個入っているたまごを2黄卵といいます。
通常は沢山ある卵胞の中に1つだけが破裂して排卵が起きるのですが、産卵開始して間もない鶏では生理機能が確定していない為に2個の卵黄が連続して排卵され、そこに卵白が分泌され2卵黄として産卵されます。産卵開始後2ヶ月程度で産卵リズムが安定するので徐々に少なくなります。
突然変異の心配は無用です。
本当です。卵殻膜(卵殻の内側にある膜)と茹で上がった卵白との間に、水が入るため殻が剥き易くなると考えられています。
新しいたまごの卵白に「炭酸ガス」が多いからです。
炭酸ガスが抜けてたまごと殻の間に隙間ができる程度の日数が経つと殻は剥き易くなるといわれています。
たまごは、気孔と呼ばれる小さな穴から胚の呼吸に必要な酸素を取り入れ、炭酸ガスを排出するガス交換を行っています。
茹でたまごにしますと、このガス交換やリゾチームという抗菌作用のある成分も失活するため、保存性が大きく低下します。
茹でたまごでお召し上がりになる場合は、お早めにお召し上がり下さい。万が一、保存する場合は冷蔵庫に入れて24時間以内にお召し上がり下さい。
新鮮なたまごの卵白には「炭酸ガス」が多く含まれていて白く濁っているように見えます。この炭酸ガスは、時間の経過と共に殻の表面にある気孔から抜けていきます。
たまごの黄身の色は、餌に含まれる色素に移行します。
私たちの鶏の餌には、私たちが作った飼料米を配合し、着色用の飼料を与えていない為、自然な黄色です。
黄身の色はやや濃い目の方が人気があり、色の薄い卵黄は栄養分が少ないと誤解している人も少なくありませんが、卵黄色の濃淡の違いは直接栄養価には関係ありません。
昨今、濃い色の黄身が人気になっている背景から、黄色とうもろこしや乾燥アルファルファ(豆科の牧草)、パプリカ(赤とうがらし)等の添加物を配合飼料飼料に加えられ黄身の色は、人工的に濃くされています。
私たちの鶏の餌には、私たちが作った飼料米を配合し、着色用の飼料を与えていない為、自然な黄色です。
尖った方を(鋭部)を下にして保存する理由は2つあります。
1つは丸い方(鈍部)より鋭部の方が卵殻の強度があること、たまごには、通常鋭部から産み落とされますので強いのかもしれません。
もう1つは鈍部には「気室」があり、こちらを下にすると卵黄と気室内の空気が触れ易くなって細菌が入り込む可能性があるからです。
通常、たまごの各部構成比は卵殻部で9~11%、卵白部で60~63%、卵黄部で28~29%といわれています。夏場は、飲水量の関係で卵殻の厚さがやや薄くなり卵殻強度が落ちます。季節の他に鶏の年齢や飼育方法等によっても差が生じます。大きいたまご程、水溶卵白が多く水っぽく感じられます。
生卵を割った時、卵黄についている白いひも状のものは、カラザ「chalaza」というもので、直訳では「卵帯」です。常に卵黄の位置を一定に保ち、成分はたんぱく質で特に多くのリゾチームが含まれています。このリゾチームは細菌を溶菌する作用があり食品保存に利用されています。
洗ったり布などで拭きますとたまごの表面のクチクラ層が剥がれて菌が入り易くなります。
私たちの各農場では、水道水による洗卵でも一定の殺菌数の減少が報告されていることから、一般的に使用されている次亜塩素酸ソーダを使用せず、温湯により洗卵を行っております。出荷する前に洗卵を行っておりますので、ご家庭でたまごを洗わないで下さい。
現在、GPセンター(洗卵選別包装施設)でお湯(30℃以上で卵温より5℃以上高いこと)で洗卵してから出荷されています。
しかし、汚れが殻の表面に残っていることがあり、それを気にして再度洗う人もいますが、洗うと気孔という殻にある穴から雑菌が水と一緒にたまごの中に入ってしまいます。目につく様な汚れは、洗わずにふき取って下さい。
たまごは、生鮮品です。
冷蔵庫(10℃以下)で保存し、必ず賞味期限内にお召し上がり下さい。